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【介護職転職希望者必見！】未経験でも安心して働ける施設の選び方

2022.02.04

「未経験だからなんとなく不安…」
「マニュアルや研修がしっかりしている施設で経験を積みたい」
未経験から介護職に転職する場合、仕事や業務に慣れるかどうか不安がつきまといますよね。
そこで今回は、介護職未経験者におすすめの施設をご紹介します。
結論から申しますと「迷うなら特養！」です。

介護職未経験者におすすめの施設は特別養護老人ホーム（特養）です！

漠然と不安を感じている人や、介護という仕事を理解したい人におすすめなのが「特別養護老人ホーム（特養）」です。

特別養護老人ホーム（特養）とは

特養とは、自宅での介護が難しい利用者が入居して介護サービスを受けられる施設を指します。
利用者は認知症を発症していたり寝たきりであったりと、比較的介護度の高い人です。

介護未経験者に特養がおすすめの理由

特養をおすすめする理由は「比較的人員が多く」「教育体制が整っており」「介護業務全般を経験できる」ためです。
特養は他の施設と比べて規模が大きく人員も多いので、業務上で困ったことがあったときもすぐに誰かを呼べますし、急なシフトチェンジに対応してもらいやすいのです。
またスタッフが多いということは、サービスの統一化を図るため教育体制が整っているということでもあります。
介護業界未経験者でも教育体制が整っていれば業務も覚えやすいですよね。
最後にお伝えしたいのは、特養では介護業務の多くを経験できるということです。
特養に入居されている利用者は、比較的介護度の高い人たちです。
そのため介護業務を一通り経験でき、今後転職するにしても有利になるでしょう。

特養の仕事内容

特養では、介護保険の施設サービス計画書に基づいた介護業務全般を行います。
三大介助と呼ばれる入浴介助や食事介助、排泄介助のほか、健康管理やレクリエーションの企画など幅広い業務に携わります。
利用者は施設に入居しているので、24時間365日のシフト制です。
夜勤業務も発生します。

介護未経験者の不安別おすすめ施設

迷ったら特養がおすすめですが、ピンポイントで不安があるなら別の施設も視野に入れてみましょう。

教育体制が整っているか不安

大型の特養か介護老人保健施設（老健）がおすすめです。
特養は一度入居すれば終身利用できる施設で、老健は社会復帰を目的として最長3ヶ月間だけ一時入居する施設です。
人員が多いほど教育体制は整っている傾向にありますから、病院に併設された大規模施設などを選びましょう。

高度なスキルが身につけられるか不安

老健やデイケア、サービス付き高齢者住宅（サ高住）がおすすめです。
どの施設も利用者の要介護度が低く業務の中心が「介護」ではないため、高度なスキルを要求されにくいのが特徴です。
中でもサ高住は介護スキルより接遇マナーが求められる施設。
ホテルマンや旅館の仲居レベルのおもてなしが要求されることもあります。

体力面で不安

体力面で不安があるなら、訪問介護やデイケア、デイサービスがおすすめです。
どの形態でも夜勤が発生しない施設が多いため、日勤のみ・残業なしなど働く時間が決まっています。
「それでも1日8時間も肉体労働はできない…」
とお考えでしたら、訪問介護の登録ヘルパーがおすすめです。
登録ヘルパーとは、訪問介護事業所に登録し、希望する日時を指定して仕事を紹介してもらう働き方です。
週1日・1日数時間など生活スタイルに合わせて働けるので、体力面で不安のある人や家庭を大切にしたい人は訪問介護でキャリアを積んでいきましょう。

大雑把な対応になってしまわないか不安

利用者の人数が多いと、対応がないがしろになってクレームにつながらないか…という不安も出てきますよね。
そのようにお考えの人にはグループホームや訪問介護がおすすめです。
グループホームは5〜9人の少人数をユニットとした共同住宅で、原則2ユニットまでで構成されています。
つまり介護サービスを行う利用者は最大18名。
小規模であるがゆえに、ひとりひとりとの時間を持てるのです。
訪問介護は利用者の自宅に訪れて介護サービスを行うものですから、時間内は利用者1人（もしくは数人）とじっくり向き合えます。

プライベートの時間がなくならないか不安

仕事に忙殺されてしまわないか心配な人には、訪問介護やデイサービス、デイケアがおすすめです。
他の施設でも構いませんが、上記3つは夜勤や残業が発生しにくいため、プライベートの時間を確保しやすいのです。
デイケアの求人はそれほど多くないものの、訪問介護とデイサービスの求人は豊富に揃っています。
仕事とプライベートの両立を目指すならぜひご検討ください。

人間関係に悩まされないか不安

すでに人間関係が構築されている中にスムーズに混ざれるか不安な人は、訪問介護がおすすめです。
ほとんどの業務を1人で行いますし、多くても2人で介助にあたります。
人間関係に煩わされたくないとお考えなら訪問看護が良いでしょう。

容体が急変したときに対応できるか不安

医師が常駐している特養や老健、デイケアがおすすめです。
その他、病院併設の介護施設であれば非常時にもすぐ医師に連絡できます。
なお夜間は医師がいないという施設も多いので、どうしても不安を感じるなら医師が常駐しており夜勤がない施設を選択しましょう。

介護未経験から転職する際のポイント

最後に、未経験から介護職に転職する前に、知っておくべきポイントをご紹介します。
「介護ならぜったい転職できる」は甘い！？
「介護職は不況にも強いしいつでも求人募集しているし、きっとすぐに採用される」とは、思わない方が良いかもしれません。
介護職は体力も必要ですし、何より利用者への配慮の心がないと勤まりません。
人材不足は叫ばれているものの、「誰でもいい」わけではないのです。
求人応募の際はしっかりと下準備をしておきましょう。

アルバイトや派遣で見極めを

介護職は専門的な職業ですから、どうしても合わない人はいます。
正社員で採用されて3日で辞めてしまっては、転職に費やした努力が無駄になってしまいますよね。
ですからまずはアルバイトや派遣社員として働き、自分に合っているか見極めてください。
1ヶ月もすれば適職かどうか判断できるでしょう。

介護職員初任者研修を受講しておく

介護職員初任者研修とは、介護の基礎知識を身につけたことを証明する資格です。
初任者研修の講座130時間を受講し、修了試験に合格すれば取得できます。
初任者研修資格がなくても介護職員として働けますが、資格を取得すれば給与アップに直接つながります。
施設によっては、アルバイトでも時給100円程度アップするようです。
通信講座を利用すれば約1ヶ月でカリキュラムを終えられますから、今すぐに転職しなければならない人以外は、転職活動と並行して初任者研修の勉強を始めることをおすすめします。
なお初任者研修資格を持っていれば、選べる求人もさらに広がりますよ。

転職エージェントに登録して相談する

別業界やブランクから転職する場合、介護業界の常識や考え方、自分との相性など気になることがたくさんありますよね。
でも相談できる相手がいなければ、霧の中を手探りで進んでいくようなもの。
そんな時に頼りになるのが、介護職に特化した転職エージェントです。
転職エージェントのコンサルタントは、介護業界の最新情報を常に把握しており、求職者へ的確なアドバイスをしてくれます。
「介護職に転職を考えているけど不安…」な人は、転職エージェントに登録して相談しましょう。
あなたの不安を取り除き、最適な職場を提案してくれるでしょう。

まとめ

未経験から介護職に転職するなら、特養がおすすめです。
特養で介護職の基礎を学び、介護業界でのキャリアアップを考えていきましょう。
なお介護業界は今なお人手不足ですので、やる気があれば40代未経験でも働けます。
ぜひ求人情報を確認して、未経験から長く働ける職場を探してくださいね。

 

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