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すぐに使える!介護施設におすすめのおもしろレクリエーション
2022.02.23
介護施設での仕事には介助の他にレクリエーションの実施が含まれることもあります。
レクリエーションは利用者の日々のメリハリにもなる大切な行事ですが、毎回考えるのも大変ですよね。
そこで今回は、手軽にできて楽しめるレクリエーションをご紹介します。
目次
介護施設でレクリエーションを行う目的
レクリエーションは利用者のリフレッシュだけでなく、運動不足の解消や認知能力の向上などを目的としています。
高齢者でなくても、自宅で寝てばかりいては運動不足になりますし、職場と自宅の往復では人生が味気ないものですよね。
元気なら自力でどこへでも行けますが、介護が必要になるとそうもいきません。
そこで施設内でレクリエーションを実施して、利用者のストレス解消などを図っているのです。
脳トレ系レクリエーション
頭を使うレクリエーションです。
クイズや言葉遊びを通じて脳に刺激を与えます。
しりとり
事前準備がいらない脳トレです。
どなたでもしりとりのルールをご存知ですから説明が省けるのも助かりますね。
普通のしりとりに飽きてきたら「この施設にあるもの」「赤色のもの」など言葉の縛りを加えると何パターンでも楽しめます。
イントロクイズ
利用者の若き日に流行した曲や動揺のイントロを流して曲名を当てるゲームです。
音源をパソコンに取り込んだり、イントロアプリを活用したりして準備をしましょう。
懐かしの曲に笑顔が弾けるかもしれません。
並び替えクイズ
5文字程度のひらがなを用意し、ランダムに並べます。
そのひらがなを並べ替えて意味のとおる単語にしてもらうゲームです。
たとえば「ばきつ」→「つばき」といった具合です。
準備物はひらがなを大きく印刷して切り取ったものだけ。
文字数が多くなればなるほど難易度を上げられますしヒントも出しやすいので、利用者の状況に応じて柔軟に楽しんでもらえます。
間違い探し
似ているイラストを2枚用意して違いを指摘してもらいます。
イラストの加工技術が必要ですが、スキル面さえクリアできればスピーディに何枚でも作成できます。
イラストが作成できなくても間違い探しの雑誌を利用すれば実施できますね。
手先を使うレクリエーション
指先を使うレクリエーションです。
手には末梢神経が集まっていることから第二の脳とも言われており、指先を動かすレクリエーションは認知症予防として注目されています。
料理
料理に限らず、手芸やフラワーアレンジメントなど何かを生み出すレクリエーションは非常に多くの施設で取り入れられています。
その理由は認知症予防だけでなく、利用者の達成感や生きがいにつながるためです。
料理や手芸が難しい利用者には、ちぎり絵や指編みなどもおすすめです。
塗り絵
塗り絵の元となるイラストを用意し、利用者に色鉛筆やマーカーなどで塗ってもらいます。
何色を選ぶか、はみ出さないように塗れるかなど指先だけでなく脳も使います。
準備と後片付けがそれほど必要ないのもありがたいですね。
書道
書き初めなどでよく利用されるレクリエーションです。
墨汁と半紙を使うと後片付けが大変ですから、墨を使わない水書道がおすすめです。
100均でも水書道用のシートが販売されていますので、人数分用意してスペースを確保すればいつでも取りかかれます。
「墨汁が服や床に飛ぶと大変だから…」と取り組んでいないなら、ぜひ一度水書道をお試しください。
全身運動系レクリエーション
軽い運動を取り入れたレクリエーションです。
運動不足解消やリフレッシュに効果が期待できます。
神社へお参り
外出可能な介護度の低い利用者なら、ゆっくりと社寺仏閣巡りを楽しむのはいかがでしょうか?
御朱印集めを趣味にしている利用者には非常に喜ばれるレクリエーションです。
ボーリング
施設内で室内ボーリングを楽しみます。
当たっても痛くないように、ピンはペットボトルで、ボールは柔らかいビニール素材のボールを使用しましょう。
車椅子の人でも座ったまま投げられます。
ボールを投げる動作が難しければ、足で蹴ってもらう方法も良いでしょう。
一度ピンとボールを用意すれば何度でも使いまわせますし、利用者からも喜ばれやすいレクリエーションです。
輪投げ
サランラップの芯などで輪を入れる棒を作り、輪を投げ入れて点数を競います。
対抗戦にすると盛り上がりますよ。
棒サッカー
「月曜から夜ふかし」でも紹介された、とても盛り上がるレクリエーションです。
新聞紙で作った棒を利用者全員に持ってもらい、キーパーを2人決めます。
向かい合わせに座ってもらったら、ゴールとボールをセッティングしてサッカー開始です。
座ったままできるゲームなので安全ですし、なによりとても盛り上がります。
そのほかのレクリエーション
上記のほかにも工夫次第で楽しいレクリエーションはたくさん用意できます。
伝言ゲーム
チーム対抗で、前の人が言った言葉を後ろの人に伝えていくゲームです。
絵を描いて伝える伝言ゲームも楽しそうですね。
準備するものは「お題」を考えることだけですから、すぐ取り入れやすいのも魅力です。
カラオケ
カラオケは多くの人に愛されている娯楽です。
当然利用者もお好きな方は多いはず。
カラオケ大会を企画すれば喜んで参加してくれるでしょう。
施設外まで音が響かないように工夫して、気持ちよく歌ってもらいましょう。
季節ごとの行事
お花見や節分の豆まき、七夕、クリスマス会など、季節ごとの行事をレクリエーションに組み込むのもおすすめです。
たとえばクリスマス会では、クリスマスソングの合唱やマジックショー、ダンスやビンゴ大会などで盛り上がれます。
介護職員による二人羽織や演劇などの出し物もぜひご検討ください。
レクリエーションを楽しんでもらうコツ
せっかく実施してもレクリエーションが失敗すると興ざめになってしまいます。
進行役を依頼されたら、下記の点に配慮しましょう。
安全性とレベルを検討する
危険となるものは避けておき、転倒などの事故が起きないようセッティングしましょう。
またレクリエーションのレベルが低すぎると嫌な気持ちになってしまう利用者も出てくるでしょうから、レベル決めは慎重に。
どの程度からスタートすべきか迷うなら、進行途中で難易度を徐々に上げていきましょう。
利用者情報を読み込んでおく
利用者の要介護度はそれぞれ異なりますから、レクリエーションに参加できないこともあるでしょう。
事前に利用者情報を頭に入れておき、できるだけ大勢の利用者が楽しめるレクリエーションを選択してください。
わざと失敗する
進行役が一度わざと失敗しておくと、利用者が失敗した時も恥ずかしく思わなくてすみますね。
せっかくレクリエーションを楽しんでもらうのですから、多少失敗しても問題ないという意思表示のためにも、先に皆の前でわざと失敗してみましょう。
積極的に声をかける
レクリエーションの最中は、利用者に対して積極的に声かけを行いましょう。
声かけを行うとレクリエーションに参加している意識が高まり、より没頭してもらえます。
無理強いしない
やりたくないレクリエーションに無理やり参加させようとすると、ストレスを感じて本来の目的を果たせなくなってしまいます。
参加したくないようなそぶりを見せる際は無理強いせずに、参加したいレクリエーションにだけ参加してもらうようにしましょう。
まとめ
介護施設では様々なレクリエーションが実施されます。
今回はその一部をご紹介しました。
実際に施設でレクリエーションを行う際は、安全に配慮しながら進めて楽しい時間になさってくださいね。
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