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看護のお仕事

栃木県で働く看護師の給与相場

2022.03.30

 

転職先を探すときやはり気になるのは「給与」ですよね。
どれだけ良い職場でも、給与が低すぎるとモチベーションが保てないものです。
「でも、相場が分からないから今の給与が適正かどうか判断できない…」
そこで今回は、栃木県の看護師の給与相場をまとめました。
給与アップの方法も掲載していますので、ぜひ最後までお読みください。

地域別に見た栃木県内の看護師の給与相場

令和2年賃金構造基本統計調査によると、看護師全体の平均年収は約492万円でした。
都道府県別では、青森県の平均年収が約540万円で最も高く、大分県の約405万円が最も低い中、栃木県の平均年収は約496万円です。
47都道府県内で20位という位置付けで、日本全国の平均よりも若干高い給与水準なのが栃木県の看護師なのです。
なお隣接する茨城県は約496万円でほぼ同額、群馬県は約445万円という結果になりました。
看護師として転職・復職するなら、隣県ではなく栃木県内で職場を探す方が、高収入が期待できるでしょう。

資格別に見た看護師の給与相場

正看護師と准看護師は、業務内容に大きな差はありませんが、給与はかなりの開きがあります。

<正社員として働く場合の平均年収>

正看護師:約492万円
准看護師:約413万円
その差は約80万円。
もともとの基本給に差がつけられてしまうので、夜勤などを多くこなしても正看護師よりも平均年収は下がる傾向にあります。

<パート・アルバイトとして働く場合の平均時給>

正看護師:約1,700円
准看護師:約1,500円
時給で働く場合でも、正看護師と准看護師では時給に差が見受けられます。
たとえば上記の時給で月80時間労働した場合、正看護師なら13万円以上になりますが、准看護師なら12万円です。

働く施設別の給与相場

一般病院 職種別常勤職員1人平均給与月額等及び介護事業経営実態調査結果から、看護師が働く施設別の給与相場を一部ご紹介します。

<施設別平均月収>

国立病院:35万6519円
医療法人:30万6372円
介護老人福祉施設:28万3000円
訪問介護:30万4000円
有料老人ホーム:36万6000円

国立病院で働く看護師は公務員扱いになります。
つまり給与テーブルは勤続年数で決まりますので、毎年少しずつ年収アップしていくのです。
ただし求められるスキルが高く倍率も高いため、就職できる人数はごくわずか。
同様に給与の高い有料老人ホームは、看護スキルだけでなくホスピタリティも求められます。
高収入を得られる職場では、収入に見合ったスキルが要求される傾向にあります。

看護師がさらに年収アップを目指すなら

給与相場と「欲しい年収」は違うものです。
では「欲しい年収」にたどり着くにはどうすれば良いのでしょうか?
同じ施設で経験を積んでももちろん給与は上がっていくでしょうが、今回はそれ以外の方法をご紹介します。

上級資格を取る

看護師の上級資格を取ることで年収アップを狙いましょう。
日本看護協会の「2012 年 病院勤務の看護職の賃金に関する調査報告書」によると、専門看護師の平均手当は12,926円、認定看護師の平均手当は11,006円という結果でした。
つまりスキルアップのために資格を取得すると、給与アップもついてくるということです。
また上級資格を持っていれば、より働きやすい職場への転職もしやすくなります。
看護の理解を深めるためにも、上級資格を取得して将来の自分へ投資しましょう。

正看護師

准看護師の人がまず目指すべきは正看護師でしょう。
准看護師から正看護師になるには、看護師養成所で2年間の課程を修了し、看護師国家試験に合格することが必要です。
2年制の看護師養成所は全日制のほか定時制と通信制もあります。

周囲の理解と自分の努力は必要ですが、仕事を続けながら正看護師の資格取得を目指すことも可能なのです。
ただし通信制の養成所に入学するには実務経験7年以上が必須です。

専門看護師

専門看護師とは、患者さんやそのご家族などに対して質の高いケアを行うために、特定分野の知識や技術を備えたと認められた看護師のことです。
がん介護などの14の特定分野(2022年3月現在)を深く掘り下げ、患者さん本人だけでなく、ご家族やその周囲の人を含めたトータルケアを行います。
そのため保健医療福祉に関わる人員のコーディネートや倫理的な問題の解決を図るなど、特定分野において幅広く活躍することが求められています。
専門看護師になるには認定試験に合格する必要があり、受験条件は以下の3点です。
1. 日本国の看護師免許を有していること
2. 実務経験5年以上(うち3年以上が専門看護分野)
3. 看護系大学院修士課程の修了(最低2年間)

大きなハードルとなるのは大学院修士課程でしょう。
看護師になる前に大学院修士課程を修了していない場合は、一旦休職するか離職して大学院に進学しなければなりません。
また、一度認定試験に合格しても専門看護師であり続けるためには、5年ごとの資格更新審査に通過する必要があります。
2020年12月における専門看護師数は全国で2,733人、栃木県内では39人です。
ハードルは高いですが、それだけ難関資格であり取得者が少ないので狙い目の資格です。

認定看護師

認定看護師とは、特定の看護分野において深い知識と熟練した看護技術を持っていると認められた看護師のことです。
緊急看護を含む19の特定分野(2022年3月現在)において、患者さんに品質の高い看護を提供し、後輩指導なども担います
認定看護師になるには認定試験に合格する必要があり、受験条件は以下の3点です。
1. 日本国の看護師免許を有していること
2. 実務経験5年以上(うち3年以上が専門看護分野)
3. 認定看護師教育機関で指定のカリキュラム(約1年間)を修了すること

認定看護師になるためには指定の認定看護師教育機関に入学し、約1年間(特定分野や教育機関により若干異なる)の教育を受けなければなりません。
また認定看護師も専門看護師同様、5年ごとに更新審査があります。
こちらも1年ほど離職する必要があるのでハードルが高く、そのため認定看護師の総数は全国でも2万人程度、栃木県内では276人(2020年12月)です。
他の看護師に差をつけるなら、1年間学習に励んで認定看護師となる選択肢もあるでしょう。

職場で役立つ資格

専門看護師や認定看護師に限らず、職場で役立つ資格を取得することも有効です。
離職せずに取得できる資格であれば、在職したまま給与アップにつながりますね。
おすすめは看護施設で役立つケアマネジャーや、メンタルサポートに役立つ臨床心理士、内視鏡技師、超音波検査士など。
職場ごとに役立つ資格は異なりますから、迷ったら上長に相談しましょう。

管理職になる

2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査によると、看護師長の平均手当は約4.5万円、看護部長になると8万円超のようです。
毎月8万円が支給されるとすれば、年間96万円もアップすることになります。
ただし当然手当の額は施設によってまちまちですし、介護施設や小さな診療所などでは管理職相当の役職を設けていないこともあるでしょう。
看護師長のようなポジションがあるのかどうか、看護師長になればどの程度の手当がつくのかを上長への確認が必要です。

好条件の施設へ転職する

「働く施設別の給与相場」でもお伝えしたように、職場が違えば給与も異なります。
好条件の施設に転職するだけで、業務内容や勤務時間は変わらず給与が大幅アップすることも考えられるのです。
在職中からこまめに転職情報をチェックして、好条件の求人を見つけたらすぐに応募しましょう。

まとめ

看護師の給与相場についてご紹介しました。
看護師の給与は資格だけでなく、地域や働く施設によって大きく異なります。
給与アップにはスキルアップが不可欠ですが、もし今働いている施設の給与テーブルが平均よりも低すぎると感じるなら、転職も視野に入れるべきでしょう。

 


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