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介護のお仕事

介護士は何歳まで働ける?再雇用制度はあるの?

2022.09.30

これから介護士として働こうと検討している人にとって、いつまで働き続けられるのかは重要な問題ですよね。
介護士は肉体労働が中心のイメージですから、若いうちしか働けないのでは…と考えることもあるでしょう。
しかし結論から申しますと、会社が定める年齢までずっと働き続けることができます。
今回は、介護士が何歳まで働き続けられるのか・実際に何歳くらいの人が働いているのか等についてまとめました。
これから介護士として長く働き続けたいとお考えでしたら、ぜひ最後までお読みください。

介護士は何歳まで働けるのか

つまるところ介護士は何歳まで働けるのでしょうか?
法的な話から体力的な問題まで様々な方向性での「介護士として働ける年齢」についてご紹介します。

 法的には会社が定める定年まで

法的には会社が決めている定年まで働けます。
1994年の改正高年齢者雇用安定法により「60歳未満の定年の禁止」が定められました。
つまりどんな会社でも60歳までは働けるのです。
60歳以上であれば何歳に設定しても良いので、会社ごとに定年の年齢は異なります。
定年制度を廃止している会社もあり、このような会社では年齢に囚われることなく正社員として働き続けられます。
定年の情報は求人票や雇用契約書に記載されていますので、長く働くことを希望している人は応募前や面接時に確認しましょう。

なお2013年には「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」が制定され、定年は65歳に引き上げられました。
2022年現在は経過措置が取られていますが、2025年にはすべての会社で「定年は65歳以上」となります。

体力が衰えてもパート転向やキャリアアップで働き続けられる

介護士は体力が求められる職業ですから、体力的に続かないのでは、と考える人もいるでしょう。
たしかに介護士は肉体労働が仕事の中心です。
しかしだからといって「体力に自信がない=介護士として働けない」ではありません。
たとえばデイサービスでは基本的に夜勤も発生せず残業も少なめです。
また介護事務になれば身体介助は発生しないので体力的に楽になりますね。
このように自分の体力に合わせて働き方を柔軟に変えていくことで、体力に自信のない人でも介護業界で働き続けることは可能なのです。

80代で働く介護士も

50代で介護業界に飛び込む人も少なくありません。
親の介護を経て介護士の仕事に興味を持つ人も大勢おられます。
全く異なる仕事を定年退職してから60代で介護業界に入り、80代になっても働いている介護士もいます。
セカンドライフとして介護士にチャレンジする人を受け入れる仕組みを取り入れている介護施設も増えてきました。
定年制を廃止したり定年を80歳に設定し直したり、介護職員との面談を定期的に行ったりと、どんな年齢でも働きやすい職場づくりが進められています。

40代〜でも介護士として活躍できる理由とは

実際に介護士として働いている人の年齢は40代がボリュームゾーンです。
肉体的にも衰えが見え始める40代が、なぜ介護業界で輝けるのでしょうか。
その答えは「介護士に求められる性質」にあります。

介護士の平均年齢

公益社団法人 介護労働安定センターによる「令和2年度介護労働実態調査」によると、介護士として働く人の年齢は以下のとおりです。

<介護職員の年齢>
〜20歳 0.1%
20代 6.2%
30代 17.7%
40代 27.5%
50代 23.5%
60代 13.2%
70歳以上 2.5%
無回答 9.2%

若い人が多いイメージとは裏腹に、40代以降の職員が活躍していることが読み取れます。
「こんなおばさんが今さら働きに出たところで…」と不安に感じるかもしれませんが、介護業界の40代はまだまだ働き盛り。
むしろ若い人が来てくれたと喜ばれるかもしれません。
希望さえすれば入社後10年20年と働き続けられるので、介護施設側も大歓迎なのです。

若ければ良いというわけでもない

「体力があるのだから若い方が良いのでは」と思われがちですが、介護士には体力よりも優先されるべき能力があります。
それは「優しさ」です。
そもそも介護士の仕事とは、利用者さんに快適な毎日を送ってもらうためのお手伝いをすることです。
そのお手伝いは身体介助をはじめとした肉体労働を代わりに行うことだけではありません。
利用者さんの気持ちに寄り添い、声をかけ、毎日笑って過ごせるようサポートすることも含まれますよね。
ある程度の人生経験を積んできた人の方が、利用者さんの心に寄り添った丁寧な介助ができるもの。
ですから40代以降であっても介護士を志すことは遅くないのです。

年齢不問の求人も多い

上限年齢を定めていない求人も多く存在します。
これは中高年も歓迎しているということ。
年齢に関わらず介護士として長く働きたい人を募集しているので、40代から介護士になりたい人でも活躍しやすいのです。
ぜひ介護士の求人を覗いてみてください。
あなたの年齢でも問題なく働ける施設がきっと見つかるはずです。

40代〜でも正社員になれるチャンスがある

これまでご紹介した理由から、40代以降で介護士に転職した人でも正社員として働けるチャンスはたくさんあります。
はじめから正社員として雇い入れられることもあれば、パートやアルバイトを経て正社員を目指すことも可能です。
しっかり働きたいなら、年齢不問の正社員の求人募集を中心に探しましょう。
様子見してから働き続けるか検討したいなら、正社員等用のあるアルバイトやパートの募集をチェックしてください。

体力が衰えても働き続けるには

わざわざ介護士になるのですから、長く働き続けたいものですよね。
けれども体力に衰えを感じると、現場で働くのは難しくなってくるかもしれません。
そんなときには下記のような方法を検討してください。
体力の心配をせずに働き続けられます。

訪問介護(ホームヘルパー)に転職

訪問介護は1日1時間から、週に1日から働ける仕事です。
これまで培ってきた介護技術を生かして、短時間で集中的に仕事ができます。
体力が心配でも、1日数時間の就労なら無理なく続けられますね。

デイサービスに転職

デイサービスは基本的に利用者の宿泊がないので夜勤がなく、残業も発生しにくいのが特徴です。
8時間勤務が基本ですがパートで短時間勤務も可能です。
夜勤や残業がなければ問題ないという人には、デイサービスがおすすめです。

サービス付き高齢者向け住宅に転職

サービス付き高齢者向け住宅とは、要介護度が低く介助をそれほど必要としない人が居住する施設です。
基本的に身体介助は発生しませんので、肉体的な負担が軽いのが特徴です。
要介護度が高くなった場合は外部のデイサービスや訪問看護を利用してもらうので、介護に携わる時間はそれほどありません。
介護よりも接遇サービスを中心とした仕事に就きたい場合におすすめです。

パート勤務になる

同じ施設内でパートに転向させてもらう方法です。
就労時間が抑えられるので、そのぶん肉体的な疲労も軽減されます。
利用者さんや同僚と良好な関係を築き上げている人におすすめの方法です。
もちろん給与が下がることは頭に入れておきましょう。

介護事務職員になる

パートではなく事務職員に転向する方法です。
たとえば腰痛が酷くなり介助業務が難しくなった場合などには、事務員に転向することで転職することなく働き続けられます。
介護施設における事務作業は、介護報酬の計算や請求、入所手続き等多岐に渡ります。
特に必要な資格もありませんから転向しやすく、続けやすい仕事と言えるでしょう。

管理職につく

介護施設の施設長や管理者になる方法です。
身体介助の機会が減りますので肉体的な疲労は軽減されます。
施設の運営全般やマネジメント管理といった業務に幅広く携われます。
給与アップも望めますので、ぜひチャレンジしてくださいね。

まとめ

介護士は会社が定める定年まで働けます。
また再雇用制度があればさらに長く働き続けることも可能です。
体力的に介護業務ができなくなっても、短時間勤務に切り替えたり職種を変更したりすれば、介護に携わりながら仕事を続けられますよ。
体が動き限り働きたいとお考えでしたら、ぜひ介護士の仕事を探してみてください。
中高年でも歓迎してくれて、20年先でも働ける職場がきっとたくさん見つかりますよ。


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