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管理栄養士/栄養士のお仕事

社会人から管理栄養士になるには

2022.10.24

「栄養士って社会人でも取れるの?」
「転職に有利になる?」
管理栄養士は家庭でも役立つ上に転職も有利になる魅力的な資格です。
ですから社会人になってから栄養士の資格取得を志す人も少なくありません。
結論から言いますと、覚悟は必要ですが社会人でも管理栄養士の資格は取得できます。
今回は社会人から管理栄養士資格を取得する流れについてご説明します。

栄養士・管理栄養士とは

まず知っておきたいのは「栄養士」と「管理栄養士」は別の資格だということです。
一言で表現するなら、栄養士の上級資格が管理栄養士です。

栄養士とは

「栄養士」は、栄養士養成学校を卒業すれば資格取得が可能です。
仕事内容は献立の作成や調理、栄養指導等で、管理栄養士とさほど変わりません。
異なる点は「医療機関での栄養指導」ができないこと。
病院等で患者さんに対して専門的な栄養指導を行うことはできません。
また、管理栄養士と栄養士が1つの職場に在籍している場合、栄養士は調理メインになり、管理栄養士は指導メインになるケースが多いようです。
給与面でも、管理栄養士より若干低い傾向が見られます。
調理メインで仕事をしたい人におすすめです。

管理栄養士とは

「管理栄養士」は、養成学校卒業後に国家試験に合格してはじめて取得できる資格です。
栄養士の上位資格のため、栄養士を取得してから管理理容師を目指す人もいます。
基本的な仕事内容は栄養士と同様ですが、医療機関での栄養指導ができることや薬局管理栄養士になれることは大きなアドバンテージがあります。
給与も年収ベースで約50〜100万円高いため、取得して損はありません。
患者さんや利用者さんに寄り添い、栄養指導を行いたい人におすすめです。

将来性が高い資格

超高齢化社会化に歯止めが効かないことや薬局管理栄養士の新設等から、栄養士の需要は今度ますます高まると予想されます。
オーガニック食品を選択する消費者も増えていることから、社会全体が健康志向にあり、栄養士からのアドバイスを求める人も増加するでしょう。
つまり栄養士は今後も求められ続ける仕事なのです。

一度取得すれば一生モノの資格に

国家資格には試験合格後も定期的に更新しなければならない資格もありますが、栄養士・管理栄養士とも、一度取得すれば一生使える資格です。
つまり今頑張って取得すれば、仕事の選択肢が生涯にわたって広がるのです。

資格取得後はこんな職場で働けます

栄養士や管理栄養士の資格を取得すれば、栄養ケアや献立作成等に携わる職場に就職できます。
たとえば、病院・介護施設・各種学校・社員食堂・給食施設・研究機関等、全国どこにでも働ける場所は存在しますので、たとえ引越しても転職先探しには苦労しなくて良さそうです。

社会人から栄養士になるには

栄養士になるには、栄養士養成施設で所定の過程を修了したあと、各都道府県に栄養士免許申請を行います。
最も大きな関門は「学校に通わなくてはならない」ことです。

栄養士養成課程を修了する

栄養士養成課程または管理栄養士養成課程のある大学や短大、専門学校を卒業しましょう。
なお最短で栄養士資格が取得できるのは、2年制の短期大学または専門学校です。
大学ですと卒業まで4年はかかります。
できるだけ早く資格を取得し社会復帰するなら、2年で栄養士資格が取得できる学校を探しましょう。
たとえば栃木県の「IFC栄養専門学校」には、2年制の栄養士養成学科がありますよ。
学費はおよそ200〜300万円程度かかります。

免許証交付申請を行う

都道府県の指定窓口で交付申請手続きを行います。
免許は自動的に送られてくるものではありませんので、必ず交付申請を行ってください。
なお栃木県の場合は県庁本庁舎ではなく、各市町を管轄する各健康福祉センター・保健所です。
インターネットによるオンライン申請を受け付けている自治体もあります。

<主な必要書類>
1. 栄養士免許申請書
2. 栄養士養成施設の卒業証明書
3. 栄養士養成課程単位履修証明書
4. 戸籍謄本または本籍地の記載がある住民票の写し
5. 身分証明書
6. 手数料5,600円

社会人から管理栄養士になるには

管理栄養士になるには、管理栄養士養成課程を修了した後、国家試験を受験して合格しなければなりません。

管理栄養士養成課程を修了する

管理栄養士養成課程のある大学や専門学校を卒業しましょう。
北関東ですと茨城キリスト教大学や、つくば国際大学等に学習できる学科が存在します。
4年制ということもあり、学費は400万円程度と栄養士養成課程より若干高い傾向にあります。
なお栄養士養成課程と異なり、管理栄養士養成課程は4年制の学校しか認定されていません。
2年制の栄養士養成課程を卒業しても、その年度内は管理栄養士の国家試験を受けられませんのでご注意ください。

管理栄養士国家試験に合格する

学校を卒業した後、国家試験を受験しましょう。
試験日は年1回2月ごろで、宮城県や埼玉県、東京都等が受験地です。
栃木県や茨城県、群馬県では受験できませんのでご注意ください。

各都道府県庁や保健所等で願書を入手し、記入して郵送にて提出します。
管理栄養士養成学校を卒業する場合は、学校が一括申請してくれる場合もありますので問い合わせてみましょう。

試験はマークシート方式の合計200問。約60%の正答率が合格基準となっています。
令和4年度の試験合格率は65.1%でした。
合格した場合は発表日に合格証書が投函され、数日後には郵送で届きます。

免許証交付申請を行う

栄養士同様、都道府県の指定窓口で交付申請手続きを行います。
国家試験に合格しただけでは免許は届きませんので、必ず交付申請を行ってください。
インターネットによるオンライン申請を受け付けている自治体もあります。
なお栃木県の場合は県庁本庁舎ではなく、各市町を管轄する各健康福祉センター・保健所です。

<主な必要書類>
7. 管理栄養士免許申請書
8. 管理栄養士国家試験合格証書
9. 戸籍謄本または本籍地の記載がある住民票の写し
10. 栄養士免許証
11. 身分証明書
12. 手数料15,000円(収入印紙)

栄養士免許取得後実務経験を積む方法もある

栄養士養成課程を修了し栄養士として1〜3年働けば、管理栄養士の国家試験の受験資格が手に入ります。
そのため、2年制の栄養士養成学校を卒業して栄養士として働き、数年後に管理栄養士にキャリアアップする、というコースを歩む人も少なくありません。

栄養士・管理栄養士資格取得の注意点

栄養士や管理栄養士は指定された学校を卒業し所定の手続きを踏めば年齢制限等もなく誰でも取得できる資格です。
しかし社会人から資格取得を目指すなら、知っておかなければならない注意点もあります。

夜間学校や通信講座はない

栄養士養成課程も管理栄養士養成課程も、夜間学校や通信講座は認可されていません。
そのため社会人から栄養士になるには、日中の仕事を辞める必要があります。
また専業主婦であったとしても家を開ける時間が増えますので、家族の理解が必要不可欠です。

高卒以上が最低条件

養成学校は大学・短大・専門学校のいずれかですので、高校卒業以上でなければ入学できません。
最終学歴が中卒の人は、まず高校卒業を目指しましょう。

まとめ

社会人からでも栄養士にはなれます。
しかし数年間の通学が必須ですので、仕事を辞めて入学する・家族の理解を得る等の下準備が必要です。
しかし栄養士は今後需要が高まることが予想される資格であり、数年間を学業に費やすだけの価値は十二分にあります。
栄養士を目指すなら、ぜひ早いうちに行動を起こして自分の将来を切り開いてください。

 


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