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看護のお仕事

転職回数の多い看護師が理想の転職を成功させるコツ

2022.10.28

 

一般的に転職回数が多いと、それ以降の転職が不利になると言われています。
ですが看護師は非常に需要が高い職業なので、転職回数が多くとも理想の職場に転職することは可能です。
ただしあまりにも転職回数が多いと、選考落ちしてしまうことも考えられます。
そこで今回は、看護師の平均転職回数や、転職回数が多くても理想の職場から内定を得るためのポイントをまとめました。

転職何回で「多い」と判断される?

自己評価と相対評価は必ずしも一致しませんよね。
転職回数も同様で、自分では「多い」と感じていても、相対的には「少ない」かもしれません。
日本看護協会による2021年看護職員実態調査の結果から、看護師の平均転職回数を知って、採用担当者から見たあなたの転職経験を把握しましょう。

50.5%が「転職経験あり」

2人に1人以上が転職経験ありという結果でした。
つまり、看護師が転職することは珍しいことではないのです。
また就業継続意向の結果を見ると、就業継続したいと「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と回答した人の割合が19.6%でした。
およそ20%もの看護師が、現職に不満を持っており転職を望んでいることが見て取れます。
また就業継続したいと「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した看護師の割合は67.6%と高い値を示しています。
しかし年齢別で確認すると56歳以上の看護師がほとんどで、55歳以下の看護師は就業継続に対して前向きではありません。
この結果からも、若い看護師ほど転職を希望していることが分かります。

平均転職回数は3.0回

転職経験がある看護師の平均転職回数は3.0回でした。
「1〜2回」の割合が50.3%と最多で、「3〜4回」が34.7%、以降転職回数が増えるごとに割合は減少していきます。
ですが7回以上転職した看護師も4.2%いますので「自分は転職回数が3回以上だ…」と不安に感じなくても良いのです。
正しい転職活動を行えば、転職回数が5回でも7回でもそれ以上でも転職可能なのですから。

なお年齢別の平均転職回数は以下のとおりです。

<年齢別平均職場数>
20代 1.8
30代 2.3
40代 3.0
50代 3.6
60代以上 3.8

たとえば「いま20代で3回転職経験がある」なら転職回数は平均より多いことになります。
一方で、「いま40代で3回転職経験がある」なら平均値ですので特に問題もありません。
むしろ「多くの現場経験がある」と優遇される可能性もありますよ。

転職回数が多い看護師が選考通過率を高めるコツ

転職経験が平均より多いと、どうしても選考で不利になると考えがちですよね。
では転職経験が多い人が内定を獲得するには、どうすべきなのでしょうか?
ここでは転職回数が多い人が取るべき戦略をご紹介します。

転職経験をポジティブに伝える

転職回数が多いことをネガティブに捉えがちですが「経験している職場や症例が多い」と考えることもできます。
「どんな現場でも即戦力になれます」
「どこに配属されてもすぐに対応できます」
「介護施設での勤務経験があり高齢者の患者さんとのコミュニケーションが得意です」
「夜勤専門病棟での経験があるので夜勤も問題なく対応できます」

このように、経験回数の多さを強みに変えてみましょう。
転職回数が多くても、自信を持って職歴を話せるようになりますよ。

今の職場を辞めるのは転職先が決まってから

今の職場に不満があっても、退職するのは次の職場が決まってからにしましょう。
先に退職すると転職先が決まるまで収入が発生しませんので、金銭的に厳しくなるかもしれません。
預金がどんどん減っていくと焦ってしまい、行きたくもない職場に転職してしまう可能性もあります。
理想の職場から内定が出るまでは、退職は控えましょう。

職務経歴書は「職務内容別形式」がおすすめ

職務経歴書の書き方は主に、職場ごとにまとめる「編年体形式」と職務経験ごとにまとめる「職務内容別形式」の2種類があります。
転職回数が多い人には「職務内容別形式」がおすすめです。
「編年体形式」ですと転職回数が多いことが強調されてしまいますし、読む方も大変です。
「職務内容別形式」にすれば、あなたがこれまでどんな経験を何年ほど積み上げてきたのかが一目で分かります。
特に強調したい職場経験があるなら別ですが、そうでなければ「職務内容別形式」を検討してください。

転職先がすぐに決まらなくても焦らない

転職時期等によっては転職先が決まるまで時間がかかることも考えられます。
万が一すぐに転職先が決まらなくても、焦らずじっくり機会を窺いましょう。
「転職回数が多いから転職できない」のではなく、求人が少ない時期であったり、間違った転職活動をしていたりするのが原因かもしれません。
転職先がなかなか決まらない時にまずすべきことは「自己分析のやり直し」や「履歴書・職務経歴書の作り直し」です。
妥協して入職しても「こんなはずじゃなかった」と後悔し、すぐにまた転職したくなるかもしれませんよね。
あなたの理想の職場で内定を獲得するまであきらめない姿勢を貫きましょう。

「すぐ辞めそう…」と思われないために

転職回数が多い看護師が敬遠される最も大きな理由は「内定を出してもすぐに辞めそうだから」です。
つまり入職したら長く働くことを根拠立ててアピールできれば、転職回数が多くても採用につながります。

たとえば
「これまではスキルアップのために転職を繰り返してきましたが、これからはキャリアアップを目指したいので長く勤めたいと考えています」
「体力的に夜勤がどうしても入れないと分かったため、日勤のみの御院で長く働きたいです」
「これまでは病弱な子どもの面倒を優先してきましたが、体調も落ち着いてきたので長く働ける職場を探しています」

単に「すぐに辞めたりしません」「長く働きたいです」と伝えるのではなく、なぜ長く働けるのか理由も添えると効果的です。

求人に応募する前にやるべきこと

転職活動を始めると同時に求人応募する人がいますが、ちょっと待ってください!
やみくもに応募しても効率が悪いものです。
求人に応募する前に、下記3点を行い効率良く転職活動を進めましょう。

振り返りと自己分析を行い同じ鉄を踏まない

まずはこれまで退職してきた理由を明確にしましょう。
今までの退職理由が分かっていれば、次はその理由を回避できる職場を選べますよね。
たとえば「看護業務以外の仕事が多くてストレスを感じる」なら、看護職員以外に事務職等が在籍する職場を選ぶことで、看護業務に専念でき長く働けるでしょう。
また自己分析を行う中で「こんな職場が楽しい」「こういった職場は向いていない」といった傾向を掴みます。
職場だけでなく、業務内容や人間関係等、自分の傾向を細かくチェックすることで、自分の理想の職場像が見えてくるはずです。
これまでと同じ行動をしないように、今までの振り返りと自己分析をしっかり行いましょう。

退職理由はポジティブに言い換えを

退職理由はできるだけポジティブに言い換えましょう。
たとえば
「人間関係が悪い」→「チームでコミュニケーションを取りながら働きたい」
「夜勤が多い」→「体調管理をしっかりして長く働きたい」
「休みにくい」→「プライベートを充実させることで仕事にも集中したい」

退職理由は面接で必ず聞かれますので、前もってポジティブに変換しておきましょう。

看護職特化型転職エージェントに相談する

看護師は一般職と異なる点が多いので、一般の転職サイトよりも看護職特化型の転職サイトや転職エージェントを利用しましょう。
看護師ならではの悩みや不安に寄り添ってくれるので、安心して転職活動が進められますよ。

まとめ

転職回数が多い看護師でも、理想の職場に転職することは可能です。
そのためにはこの記事でご紹介したような点に注意して、採用担当者が選びたくなるような魅せ方をしましょう。


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