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管理栄養士/栄養士のお仕事

栄養士として事務で働く!栄養事務の仕事内容とは

2023.05.03

「食事に関わる仕事がしたい!」
「でも、栄養士の資格をとるのは難しそう…」
「立ち仕事を何年も続けるのはしんどい…」
調理や配膳はやりがいのある仕事ですが、体力的な問題で長く続けられないと感じる人もいますよね。
そんな方に、栄養事務という働き方を提案いたします。
食事に関する仕事でありながら、業務内容は事務がメイン。
長く働き続けたい人にぴったりの職種です。

栄養事務とは

栄養士の事務的なサポートを行う仕事です。
実際の調理に携わる機会はあまりなく、献立の作成や在庫管理といった裏方の業務を行います。
ただし企業によっては調理補助と栄養事務を兼任する場合もありますし、イベント時等で人手が足りない時期に限って調理補助に入ることもあります。

栄養事務の主な仕事内容

栄養事務は栄養士の負担軽減を目的として事務を担います。
そのためカロリー計算や食材の管理、帳簿作成といった仕事がメインです。

カロリー計算

献立やレシピからカロリーを計算します。
使用されている食材を確認し、食品成分表を用いて計算・入力します。
施設によってはタンパク質や糖質等の計算も同時に行います。

献立の入力

栄養士が作成した献立を専用ソフト等に入力します。
入力した内容からアレルギー品目や食材の重複、原価等を確認し、細かい調整や食材の発注に活用します。
入力作業はパソコンで行いますので、パソコンスキルが必須です。

衛生管理

提供した食事に異物が混入したり体調不良になったりすることのないように、調理場の衛生管理は徹底しなければなりません。
調理師は髪をまとめて落ちないようにしているか、こまめに手洗いしているか、調理器具はきちんと洗浄されているかといった点を定期的に点検し、清潔な環境を維持します。

食材管理

食材の発注業務や検品業務も栄養事務の仕事です。
作成された献立を元に、必要となる食材を週単位または月単位で発注します。
届いた食材の検品作業や食材の置き場所を確保するのも仕事の1つです。
発注数を間違えてしまうと急遽献立を変更してもらう必要が出てきますので、責任の重い仕事です。

各種帳簿の作成

食材の検品数や料金、給食日誌、衛生管理リスト等の各種帳簿を作成します。

栄養事務は資格がなくても働ける?

栄養士や管理栄養士の資格がなくても栄養事務として働くことは可能です。
ただし栄養士の資格を持っていれば、資格手当がついたり転職に有利に働いたりします。
また資格を持っているということは、栄養士の仕事を理解しているということでもあります。
ですから在職している栄養士が退職した後、一時的に栄養士として働くことも考えられます。
調理の現場に栄養士は欠かせない存在ですから、栄養士の資格を持っている栄養事務は無資格者と比べて非常に優遇されるのです。

栄養士・管理栄養士資格の取得方法

栄養士になるには、全日制(昼間)の学校に少なくとも2年間は通学しなくてはなりません。
社会人が簡単に取得できる資格ではありませんが、これから栄養事務として長く働く予定なら、取得して損はありませんよ。
なお管理栄養士は栄養士の上位資格であり、国家資格です。
資格試験もあるため取得難易度は大幅に上がりますが、それだけ業務範囲や給料アップに影響します。

栄養士資格

栄養士になるには、厚生労働大臣から指定認可された学校に入学し、その過程を履修して卒業しなければなりません。
指定認可を受けている学校に夜間や通信制はありませんので、必ず昼間に通学することになります。
栄養士資格が取得できる学校には専門学校・短大・大学の3つがあり、最短の2年で卒業できるのは専門学校です。
卒業後は各都道府県知事に申請することで栄養士の免許を受け、晴れて栄養士と名乗れるようになります。

管理栄養士資格

管理栄養士になるルートは大きく2パターンあります。
1つは栄養士資格を取得してから実務経験を積むパターン。
卒業した養成施設によって実務経験の年数が1〜3年必要となります。

もう1つは厚生労働大臣の指定認可を受けている学校を卒業するパターンです。
ちなみに管理栄養士資格を取得できる学校・学部と、栄養士資格を取得できる学校・学部は異なりますのでご注意ください。
管理栄養士資格を取得できる学校は、専門学校または大学で、どちらも全日制の4年間の課程を履修しなければなりません。

2パターンどちらのルートにおいても最終的には「管理栄養士の国家試験」を受験し合格することが求められます。
管理栄養士試験の合格率は、4年制の管理栄養士養成課程卒業者で8割程度。栄養士から実務経験を経て受験した人が2割程度と言われています。
合格率がこれほど違うのは、実務経験に携わっているうちに勉強した内容を忘れてしまうからでしょう。
栄養士として働きながら管理栄養士試験にチャレンジするなら、学校で学んだ内容を覚え直す必要がありそうです。

最初から管理栄養士を目指すなら、4年制の管理栄養士養成学校を卒業するのが最短ルートです。
しかし社会人が働きながら資格取得を目指す場合、2年制の栄養士養成学校を卒業後、働きながら管理栄養士資格合格に向けて勉強するのが現実的なルートになるでしょう。

栄養事務に転職する際に知っておきたいポイント

栄養事務は人々の食事を支える有意義な仕事です。
しかし未経験から転職を考えているなら、下記についてじっくり検討してください。
転職後の「こんなつもりじゃなかったのに!」とグッと減らせます。

応募先での「調理」と「事務」の配分

栄養事務は調理に携わる可能性もある職業です。
配属先によっては「調理:事務仕事が5:5」かもしれませんし「2:8」かもしれません。あるいは完全に事務業務だけを担当する職場もあるでしょう。
あなたがどのくらいの配分で調理の業務を行いたいか考え、理想の働き方ができる職場を選んでくださいね。

自分の長所・短所を洗い出す

事務業務はパソコンと向き合う時間が長いため、向き不向きがあるものです。
ですから自分の性格や長所、短所を書き出してみて、栄養事務が合っているか考えてみましょう。
調理の現場で動きまわりたい人からすれば、栄養事務という働き方は退屈に感じるかもしれません。
逆に無心で入力作業に没頭できる人なら、日々楽しく仕事を続けていけるでしょう。

パソコンスキルを磨く

パソコンでの入力作業がメインになりますから、簡単な使い方を覚えておくとスムーズに業務内容を覚えられるでしょう。
必要となるスキルは「入力・削除」「簡単な計算式」程度です。
もしパソコンに苦手意識があるようなら、パソコンスクールでWordやExcelの使い方を一通り学んでおきましょう。

調理もできれば尚良し

栄養事務は栄養士の資格がなくてもなれる職業です。
とはいえ調理サポートに入る機会もあるでしょうから、調理経験があると重宝されます。
飲食店での調理経験や家族への食事提供等をアピールしましょう。

転職サポートに申し込む

栄養事務の仕事はそれほど多くはありません。
また未経験から栄養事務として採用されるには、ポイントを押さえて転職活動を始めるべきです。
プロのサポートを最大限活用して、転職を叶えましょう。

まとめ

栄養事務は、栄養士の事務サポートを行う仕事です。
裏方の仕事ですので華やかさはありませんが、なくてはならない縁の下の力持ち。
栄養士の資格がなくても栄養事務になれますので、無資格で調理の現場で働きたい人におすすめです。
栄養事務という働き方で、調理とはまた違った側面から人々の食事をサポートしてみませんか?

 


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