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デイサービスで働く！仕事内容や選び方のコツ

2023.10.19

「デイサービスって夜勤もないし働きやすそう」
「でも、私にできるかな？」
未経験の職種で働く前には不安が募りますよね。
そこで今回は、デイサービスの仕事内容や流れについてまとめました。
未経験者でも働きやすい施設の選び方も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

そもそもデイサービスとは？

デイサービスとは、通所介護施設とも呼ばれ、要介護認定を受けた高齢者に日帰りで介護サービスを提供する施設です。
介護の内容は食事や入浴、排泄、機能訓練、レクリエーション等多岐に渡ります。
施設ごとに特色があり、カジノやパチンコが楽しめるデイサービスも誕生していますよ。
またデイサービスの特徴として「送迎業務」があります。
利用者さんの自宅まで送り迎えするサービスです。
車椅子でも乗りやすい専用車両の送迎や送迎補助も発生します。特別養護老人ホームのような入居型施設では見かけない業務ですね。
逆にデイサービスには夜勤がほぼありません。日帰り施設ですので利用者さんも職員も夜になれば皆施設を出て帰宅します。

デイサービスでの仕事内容

デイサービスでの業務内容は「送迎」「介護サービス」「レクリエーションや機能訓練」の大きく3つに分けられます。

送迎

利用者さんの自宅から施設まで送迎します。
施設の専用送迎車を運転して迎えに行き、利用時間が終わった後は自宅までお送りします。
送迎車に同乗して移乗介助をしたり、送迎ルートを作成したり、運転したりすることもあるようです。
大規模なデイサービスでは専属ドライバーを雇用していることもありますが、中小規模の施設では介護士が交代で運転することも多いようです。

介護サービス

主要業務です。
デイサービスの施設内で日常生活をサポートする様々な介護サービスを行います。
食事介助では配膳や食事の介助を行います。利用者さんによって食事内容が異なることもありますので、間違えないように気をつけましょう。
入浴介助は浴室までの誘導、脱衣の手伝い、洗髪や洗体を行います。入浴後は服の着用や髪を乾かして整えます。
利用者さんの状態によっては排泄介助も行います。決められた時間に排泄を促し、トイレまで誘導します。

レクリエーションや機能訓練

介護サービスの合間にはレクリエーションや機能訓練を実施します。
レクリエーションは単なる遊びではなく、心身機能の向上や人との交流、心の潤いや生きがいづくりが目的です。機能訓練とは日常生活の維持や改善を目的に行われる活動のことを指し、具体的には歩行訓練やラジオ体操、脳トレ等を行います。
レクリエーションや機能訓練は施設ごとに決められるため、非常にバリエーションが豊富です。
なお機能訓練を実施できるのは看護師や理学療法士といった特定の資格取得者に限定されます。

デイサービスの1日の流れ

施設によってスケジュールは変動しますが、基本的な流れは以下のようになります。

8：30 出勤
出勤後は全体ミーティングです。
利用者さんは週2日や3日といった頻度でデイサービスを利用するため、毎朝「本日お越しになる利用者さんの情報」や「送迎ルート」等を共有します。

9：00 お迎え
施設の送迎車で利用者さんを自宅までお迎えに行きます。
ドライバーと同乗者は送迎ルートに基づき、利用者さんを乗車させ施設に戻ります。
残った職員は施設内の片付けやお迎え準備を進めます。

9：30 バイタルチェック
バイタルチェックとは、健康状態の確認のことです。
利用者さんの体温や血圧、脈拍を測定し記録します。

10：00 入浴介助・レクリエーション・機能訓練
利用者さんが交代で入浴するのをお手伝いします。
他の利用者さんにはレクリエーションや機能訓練等を行っていただきます。

12：00 昼食・口腔ケア
昼食を配膳し、食事介助と口腔ケア、服薬介助を行います。
嚥下機能が低下している利用者さんにはとろみのついた食事を用意し、職員がスプーンで口に運ぶこともあります。口腔ケアとは歯磨きやうがいのことです。
服薬介助は飲む薬を管理する介助です。薬の飲み忘れや飲み過ぎを防ぎます。

14：00 自由時間・体操
利用者さんの昼食終了後から職員が交代で休憩に入ります。
その間は自由時間やレクリエーション、体操等を行っていただきます。

15：00 おやつ
配膳や食事介助を行います。おやつとはいえ誤嚥しないように注意しましょう。

17：00 お見送り
指定の時間に利用者さんを自宅までお送りします。

17：30 振り返りとミーティング
職員全員で振り返りと明日の準備を行います。

18：00 退勤
後片付けを終えて退勤です。
デイサービスは入居者がいませんので基本的に夜勤はありません。

デイサービスが向いている人の特徴

ワークライフバランスを優先したい

日勤のみですから、ワークライフバランスを考える上で非常に働きやすい職場です。帰宅後には夕食を作ったり趣味に没頭したりと自分の時間を満喫できるでしょう。仕事も家庭も両立したい人に向いているのです。

未経験でも働き続けやすい職場を探している

デイサービスは利用者さんの介護度が比較的低い施設です。送迎車に乗ったり自力で歩けたりする人ばかりですので、介助も比較的軽度ですみます。
そのため未経験でも働きやすいのが特徴です。

体力に自信がない

要介護度の低い利用者さんに限られるので、身体的負担がそれほど重くありません。夜勤も発生しないので毎日しっかり休めます。介護職を始めてみたいけど体力面で不安を感じている人は、まずデイサービスのパートから始めてみてはいかがでしょうか？

あなたにぴったりのデイサービスの選び方

宿泊の有無を確認

デイサービスには基本的に宿泊はありません。しかし中には宿泊デーを設けている施設もあります。
宿泊デーには夜勤が発生しますから、完全に夜勤なしで働きたい場合は宿泊があるかどうかを確認しましょう。逆に、たまには夜勤で稼ぎたいという人は、宿泊デーが設けられている施設を選択してください。

施設の特徴を把握する

デイサービスは施設ごとに特色や雰囲気が異なりますので、働き始める前にどのような施設なのかを把握することが大切です。
通常は面接時に職場見学ができますので、その時に雰囲気を掴みましょう。
レクリエーションや機能訓練について聞いておくとより一層理解が深まります。

休日や残業時間をチェック

デイサービスは宿泊を伴わないので、定休日が設けられています。日曜祝日を定休としている施設が多いようですが、まれに平日を休日に設定していることもありますので確認しておきましょう。
その上で労働条件をチェック。働くことになった場合の休暇日数や、平均残業時間を確かめてください。

デイサービスの志望動機の書き方

いくら人手不足といえども、志望動機があやふやだと採用されない可能性もあります。
そのため志望動機は、やる気や過去の経験、施設の特徴に合わせた自己アピールを記入してください。
最低でも「なぜ介護業界を選んだのか」「なぜこのデイサービスを選んだのか」を含む志望動機に書き上げましょう。
どうしてもかけない時は転職エージェントに相談を。

まとめ

デイサービスの仕事内容と1日の流れを紹介しました。施設ごとに多少前後しますが、実際の業務自体は変わりません。夜勤がないので日々同じように業務を進めます。
初めて介護業界で働く人におすすめのデイサービス。少しでも興味が湧いたなら、求人募集をチェックしてくださいね。
良い求人ほどすぐになくなりますから、定期的に確認して希望に沿った求人が現れたら速やかに応募できるように準備しておきましょう。

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