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今からできる！医療事務のキャリアアップ方法まとめ

2023.11.29

医療事務になってからどのようなキャリアアップができるのでしょうか？
今回は医療事務のキャリアパスや有利になる資格等をまとめました。
医療事務として長く働き続けたい人は、転職までにぜひお読みください。きっと今後に役立ちますよ。

医療事務もキャリアアップできます！

医療事務は専門性の高い職業ではありますが、エンジニアのように明確なキャリアプランが存在しません。
そのため医療事務になったらずっと医療事務として同じような給与で働き続けるのでは、と不安を抱いている人もいるでしょう。
しかしそんなことはありません。医療事務を足がかりに給与アップやキャリアアップも大いに可能なのです。
後述する医療職への転職もおすすめですよ。

医療事務でキャリアアップする方法

医療事務からキャリアアップする方法は、一般企業と大差ありません。
まずは地道に働いて仕事に慣れることからスタートです。
余裕が出てきてから下記のような方法でキャリアアップしていきましょう。

経験を積み昇進・昇格する

多くの病院では年1回昇級や昇格しますよね。
1カ所で長く働き続けることで昇進し、キャリアアップしていくルートです。
昇格制度のある医療機関で真面目に仕事をしていれば少なくとも昇給はしていくので、転職や資格取得等が煩わしい人におすすめです。
ただし小規模のクリニックでは、昇給はするけれど昇進や昇格の制度がないこともあります。
労働者の人数が少ないと管理職も上級職も必要ないので、昇格する先がないのです。そのためキャリアアップを前提に医療事務になるのなら、規模の大きな病院を選ぶのがおすすめです。

難関資格を取得し資格手当を上乗せ

職場によっては資格取得がキャリアアップにつながることもあります。
たとえば医療事務の最難関資格と言われる診療報酬請求事務能力認定試験は、難しい反面、職場によっては資格手当がつくことも。
医療事務の職務内容を熟知している証明にもなりますので、職場内での待遇も優遇されるでしょうし、転職するにも非常に有利になりますよ。
キャリアアップと幅広い選択肢が同時に手に入ることからも、診療報酬請求事務能力認定試験の取得がおすすめです。

マネジメントスキルを磨いて管理職へ

大規模な病院等では、大人数の医療事務や一般事務員を抱えていることも少なくありません。看護師との業務区分のため、事務職員は増加傾向にあります。
そこで問題になるのが事務職員の管理者です。
看護師にも看護師長がいるように、医療事務にも事務長や副事務長が必要になります。
医療事務から管理職へのキャリアアップも夢ではないのです。
管理職になれば仕事内容は激変するでしょうから、医療事務の仕事が好きなら別のキャリアアップ方法を選択すべきでしょう。
一方で職務にそれほどこだわりがないのなら、管理職への道も検討してはいかがでしょうか。

転職する

前述のとおり、医療事務でも昇進や昇格制度がある施設とそうでない施設があります。
主に小規模の医療機関では、昇給はするけれど昇進等はしない、ということが多いようです。
仮に医療事務として勤めた施設に昇進昇格制度がなかった場合は、ある程度経験を積んだ後にキャリアアップが可能な施設に転職しましょう。
労働者が、自分の働いている施設の制度を変更するのは困難です。
それよりも理想のライフプランが組める職場を探す方が早くて現実的と言えます。

医療事務からキャリアチェンジもおすすめ

医療事務は専門職のため、通常は医療事務という仕事にしか就けません。
ですが培った経験や知識を元に、別職種へキャリアチェンジすることもできるのです。
今回はその一部を紹介します。

医療情報技師

医療情報技師とは、医療情報に長けたITスペシャリストのことです。
システムの開発や運用、保守を行い、患者さんのデータを安全に活用・情報共有できるよう努めます。就職先は医療情報システム開発会社や総合病院等です。
医療現場では医療情報システムの導入が急速に普及していますが、これを正しく運用し情報を管理できる人はまだ多くありません。医療情報システムは医療事務で使用する医事会計システムにも関係しますので、未経験でもそれほど抵抗なく働けるでしょう。
医療情報技師として働くにはITスキルが必要不可欠ですので、まずは医療情報技師育成部会事務局で実施している検定試験を受験しましょう。

診療情報管理士

診療情報管理士とは、診療情報の入力やデータの統計等を行う仕事です。診療情報管理士になるには、指定の大学や専門学校で所定の単位を履修した後、診療情報管理士認定試験に合格する必要があります。なお求人の9割以上が大病院です。
医療事務との違いは患者さんとのコミュニケーションが不要なことでしょう。情報を入力して運用する業務であり、医療事務のように受付等の仕事は発生しません。
ただし医療事務の業務と兼任することもあるようです。
医療事務としてのキャリアアップを図る上でも重要な職業と言えるでしょう。

医療コンシェルジュ

医療コンシェルジュとは医療機関における接遇スペシャリストのことです。
受付付近で待機し、来院された患者さんに対して説明や案内を行います。
看護師や他の事務員の負担軽減や待ち時間短縮等を目的とし、大病院を中心に徐々に導入されています。
医療事務では事務作業と受付等のコミュニケーション業務が発生しますよね。医療コンシェルジュはそのうちコミュニケーションに振り切った形の業務です。
医療機関の制度や内情を把握していなければ務まりませんので、医療事務からキャリアチェンジする人も決して少なくありません。

医療事務に転職するなら知っておきたいこと

この記事を読んでおられる方は未経験から医療事務に挑戦しようとしている方が多いでしょう。
そこで医療事務へ転職する前に、知っておくと有利になる豆知識を紹介いたします。

資格が1つでもあると有利

未経験・無資格でも応募可能な医療事務の求人はありますが、資格が1つでもあると有利に働きます。雇用主からすれば「資格がある=最低限の知識がある=早く一人前になってくれる」という思いが働くためです。
また転職前から資格を取得するために勉強していたなら、それだけやる気があるともみなされます。
医療事務資格はあまた存在しますが、中でも医療事務認定実務者は比較的合格しやすく独学も可能で未経験者におすすめです。ぜひ取得を目指してくださいね。

フルタイムで働くなら社会保険に加入できる

医療事務も他の業種と同様に、フルタイムで働くと社会保険へ加入することになります。社会保険は労使折半なので、1人で健康保険や年金保険料を払うよりお得です。
ただし従業員5人未満で個人事業主が経営する診療所の場合は、社会保険加入義務がありません。
フルタイムでガッツリ働きたい人は、社会保険完備の職場を選択しましょう。
逆に扶養内のパートで働きたい人も、条件が合えば扶養から外れると社会保険に加入することになりますのでご注意ください。

一度経験するとブランクを気にせずどこでも働ける

医療事務は専門職のため、一度でも経験すると未経験者より優遇される傾向にあります。
またブランクがあっても大丈夫。医療事務は専門的な技術が必要なので、経験さえあればブランクがあっても日本全国どの医療機関でも歓迎されるのです。
夫の転勤で全国を転々としても、働きやすい職業として女性を中心に人気を集めています。

将来性も高く安定した職場

今後ますます高齢化社会が加速することはほぼ決定事項です。ですから医療機関が倒産することも滅多にありません。
安定的で将来性も高い職場で働けるので、心の余裕にもつながります。
通常なら医療機関で働くには医師免許や看護師免許が必須ですから、難関資格なしに働ける医療事務はこれから長く働きたい人におすすめです。

大人気で求人倍率は高め

現在、医療事務は求人数よりも求職者数が上回っている状態です。
上記のように安定した職場でいつでもどこでも働けて、しかも無資格未経験でもOKなのですから、大人気にならないわけがありません。
非常に倍率が高いので、希望する求人に応募しても通過しない可能性もあります。あまりにも通過しない場合は、資格を取得して再トライするか、転職エージェントに相談しましょう。
きっと理想的な職場に出会えるはずです。

まとめ

医療事務もキャリアアップする方法はいくつもあります。
上記のように医療系の別職種にジョブチェンジすることも1つの方法でしょう。あなたの個性や理想の働き方に合わせて、未来を作り出す素敵なキャリアアップを実行してくださいね。

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